※ドM×ドS 微妙にDVで微エロでマニアック。心持ちR15くらいで。





みし、と骨の軋む音がダイレクトに脳に響いてすぐに一瞬呼吸ができなくなるくらい壁に全身をぶつけた。 腕が棚にあたり上に乗っていたものが転がり落ちる。 そのまま重力に逆らわず床に座り込むと今度はすぐに僕の右わき腹にローキック。込み上げる嘔吐感。 でもそれは吐くことはなく咽るだけですんだ。そんな失態は犯さないが万一にでもここで吐いてみろ。 彼がどんなに怒り狂うか分からない。
ぐうで殴られた頬がじわりじわりと痛みと熱を発し出した。口内に広がる血の味。彼は見かけの印象よりも力がある。 殴られた時に頬の内側を思いっきり噛んでしまったようだ。いたい。

「…ぅ」
「なんだその目は。俺に文句でもあるのか?」

根本から髪の毛を鷲掴みにされ上を向かされる。妖しく光る紫の両目に情けない顔をした僕が映っていた。
その状態のまま首をゆるく横に振ると、満足気に笑う。
ああ、凄くきれい。
艶やかに濡れるルルーシュの唇が目の前にあってそれが欲しくて欲しくてキスしようと顔を近づけるとまた全身に衝撃が広がった。
やばい。今度はちょっと吐きそうだった。

「おいスザク。誰がキスしていいと言った?」
「ごめん…」
「はっ!これだから躾のなっていない犬は。誰が主人だ?言ってみろ」

急に僕の股間に何か緩い力が加わった。
両手を組んだルルーシュの右足が僕の股間をぐりぐりと攻めている。 その場所を見なくてもすらりと目の前に伸びるルルーシュの足が円を描くように小さく揺れ、それだけで原因が分かる。
くすくすと頭上から声が聞こえる。
ああもう気持ちい。 足でやられることも僕の性器をルルーシュのあの綺麗な足がいじっていることももうそれを考えるだけで興奮する。

「っぁ、ルルーシュ、で…すっ!」
「なんだお前。ここ、もうおっ勃てて。そんなに俺の足の裏は気持ちいいか?」
「うあ。う…っん」
「とんだ変態だなぁお前は!!」

ははは!という高笑いと同時に足の力が強くなる。
正直そろそろやばいかもしれない。でもまだ制服を着込んだ状態で射精なんてできない。
なにより、ルルーシュの中で果てたい。

「ね…ぅ、もう、」
「なんだもう我慢できないのか?しょうがないから俺が特別にイかせてやるよ。ほら、ほら!」
「ぅああ…っね、おねが、い、ルルーシュ」
「ああなんだ。俺に挿れたいのか?」
「ん」

必死に頷くと僕のそこからルルーシュの足が離れた。 少し物足りなさを感じながらもその場でルルーシュを視線で追うと、ルルーシュはベッドの縁に座り優雅に足を組んで、微笑んだ。

「舐めろ」
「え?」
「お前は俺の犬なんだろう?犬なら犬らしく舐めて俺をその気にさせてみろよ、ほら!」

ああもちろん手は使うなよ、と付け加えられて。
それだけでルルーシュの言うことを理解してしまった僕は相当やばいのかもしれないな、と興奮する頭の隅で思った。
彼が舐めろというのは今まで僕の股間を攻めていた右足。
四つん這いになってそこまで進む。そして右足の靴下をルルーシュを傷つけないように噛んでひっぱった。
何度か引っかかりながらも現れたルルーシュの整った白い足。
僕はもう我慢できなくてその目の前の極上品に食らいついた。

くちゅくちゅといやらしい水音が締め切った部屋に響く。
わざと音を立てるようにしているのもあるが、なによりルルーシュに満足してもらおうと一生懸命に奉仕する。
1本1本口に含んで舐める。 もちろん指と指の間も忘れずに丹念に舐めつづけていると、気がついたら上からルルーシュの喘ぎの交る吐息が聞こえていた。
それだけでどうしようもなく嬉しくて、もっともっとルルーシュに気持ちよくなってほしくて一生懸命足を舐めるとすざく、と吐息混じりに名前を呼ばれた。
その体勢のまま顔をあげると頬をほんのり赤く染めたルルーシュ。彼の性器も反応していた。

「もういいの?」
「ああ。もう満足だ。だから」

ルルーシュが自分の制服に手をかけ上着を脱ぎ棄てる。
カッターシャツの上から3つほど開けて、妖艶に微笑んだ。

「気持ち良かったぞ、スザク。褒美に、俺をくれてやる」
「ほんとに?」
「もちろん丁寧に解さなかったら、即刻捨ててやるからな?」

ルルーシュをベッドに押さえつけ顔を寄せると今度はキスを拒まれなかった。




















翌朝

「大丈夫か、スザク…」

ルルーシュより先に目が覚めて散らかった部屋を片付けているとその気配で目覚めたのか、ルルーシュが上半身を起こしいた。
おはよう、に対するルルーシュの返事はその言葉と真っ青な表情だった。
彼の視線をたどると恐らく僕の右頬。さっき鏡で確認したら青く腫れあがっていた。

「大丈夫だよ、これくらい」
「でもそんなに腫れて…それに昨日もスザクにいっぱい酷いことしたし酷いことさせたし……ああもう、俺、最低…」
「気にしないでいいってばルルーシュ」

ね、と笑ってキスするとルルーシュが申し訳なさそうにしょんぼりと項垂れる。
確かに痛かったし今もズキズキと疼くけれどルルーシュによるものだと思うと全然平気だから不思議だ。
もう一度ルルーシュにキスをして頭を撫でてやるとそっと僕に身を預けてきた。
ああもう可愛い!!今すぐ押し倒したい!!
普段はこうもしおらしくて甘えん坊のルルーシュがどうしてあんな女王様になれるのかな! もう昨日とのギャップがたまんなくイイんですけど!!

(でも実はああやって女王様なルルーシュに攻められるの、嫌いじゃないんだよなぁ)
(毎回はさすがに体が持たないしちょっと嫌だけど、たまにくると凄くイイんだよね)

稀に夜だけ性格の変わるルルーシュよりも月に1回現れるかどうかのそんなルルーシュを密かに心待ちにしている自分のが相当やばいよな、 と昨日とは正反対のルルーシュにキスしながら僕は思ったのでした。










僕の恋人は甘えん坊、でも時々女王様!




















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もう本当にごめんなさい!!
ドMなスザクとドSなルルーシュが書きたかったんです。楽しかったんです(おい)書いたの夜中なんです見逃して!
なんか足舐めとかマニアック^p^しかもこれ最初SS板に書こうとしてた私って。さすがにあっちはやばいだろと中止。だから話も短め。

スザルルサイトなのにルルスザぽくてそれが何となくあれだったんでラストがあんな感じに。
安心してスザク。心待ちにしなくてもその内徐々にルルーシュが本性見せ始めて嫌でも毎回女王様になるよ^^
そしてその時はきっとスザクももうドM。

調子に乗り過ぎましたごめんなさい!



2008.06.28